ボツリヌストキシンとは、A型ボツリヌス毒素から抽出した毒性のない薬剤のことです。A型ボツリヌス毒素はタンパク質の一種で、体内に取り入れると神経伝達を抑制し、筋肉を弛緩（リラックス）させる作用があります。ボツリヌス注射ではこの働きを利用し、表情筋の動きを抑えシワをなくしたり発達した筋肉を縮小させる効果があります。

ボツリヌス毒素と聞くと心配になるかもしれませんが、注入する量は人体に悪影響を及ぼすとさせる量のさらに300分の1以下なのでご安心ください。
また当院では、生産地各国での認可を受けている安全性の高いボツリヌストキシン製剤を使用しております。

• ゼオミン

  

  ドイツのメルツ社の製品です。最新型のボツリヌス製剤で複合タンパク質の含有量が従来のボツリヌス製剤に比べて圧倒的に少ないため抗体ができにくく、繰り返し使用しても効果が減らず、本来の優れた効果を長く持続できます。
  日本の厚生労働省にあたる、アメリカFDAに認可されています。

• リジェノックス

  

  韓国のハンスバイオメド社が販売している製品です。ゼオミンと同じく、A型ボツリヌストキシン製剤です。KFDA（韓国食品医薬品安全庁）の認可を得て世界30ヵ国で使用されており、日本国内でも多数の症例があります。いわゆるジェネリック（後発医薬品）なので、料金も安価です。

• シワ・小ジワが気になる方

  表情ジワは弾力のある肌であれば元に戻りますが、年齢を重ねて肌に弾力がなくなってくると次第に元に戻らなくなり、深く目立つシワになっていきます。ボツリヌス注射は目尻や眉間、額など、今出ているシワの改善に加えてこれから表情ジワが刻まれるのを防ぐ効果もあります。

  

• エラの張りを改善したい方

  グッと噛み締めた時に頬のうしろ辺りの筋肉がボコッと出るようであれば咬筋が発達しすぎて、エラが発達している状態です。ボツリヌス注射をすることで角ばった輪郭を改善します。

  

• ふくらはぎを細くしたい（脚痩せ）方

  エクササイズや運動などで筋肉が過剰に発達し、太くなってしまったふくらはぎの筋肉にボツリヌス製剤を注入することで一時的に筋力をおさえ、ボリュームダウンさせます。繰り返し注入することで筋肉自体が細くなります。

  

• 周りに気づかれずに治療したい方

  気になる悩みがあっても治療していることは気づかれたくないですよね。ボツリヌス注射なら効果は数日で徐々に現れ、約半年間持続するので周りに気付かれにくいです。

  

• 院長とカウンセリング

  

  まずは院長がカウンセリングを行います。症例写真をご覧いただきながら、患者様に最適な治療方法をご提案させていただきます。

• 洗顔

  

  お顔全体のメイクを落とさなくても、注入部分だけ落としていただければ治療が可能です。拭き取りシートや洗顔フォームをご用意しておりますのでご利用ください。

• マーキング

  

  わざとシワを寄せていただき、どの部位に注入するか患者様と相談し、医療用のペンでマーキングします。治療後、簡単に消えるペンですのでご安心ください。

• 注入

  

  マーキングした部分にボツリヌス製剤を注入していきます。注入する製剤の中に麻酔も混ぜていますが、痛みに不安がある方は笑気麻酔や極細の針をご用意しております。

• 冷タオルでクーリング

  

  治療後に約5分間しっかりクーリングして終了です。すぐにメイクも可能です。

※上記は目安になります。

ボツリヌス注射はどんなシワにも効きますか？

ボツリヌス注射は表情筋によってできるシワ（笑った時の目尻のシワや怒った時の眉間のシワなど）の治療に有効です。無表情の時から存在するシワには効果がないこともございますので、適応部位であるかどうかはカウンセリングでご説明いたします。

何回やればシワは消えますか？

ボツリヌス注射の効果は永久的というわけではありません。4～6ヶ月ごとにシワが気なり始めた時に再度治療することをおすすめしております。定期的にボツリヌス製剤を注入することで、シワが深く刻み込まれることを遅らせることができます。

小顔治療にBNLS注射もありますがボツリヌス注射とどちらの方が良いのでしょうか？

BNLS注射は脂肪溶解注射と呼ばれ、その名の通り脂肪に対する治療です。一方ボツリヌス注射は筋肉を縮小させる目的で行います。小顔治療を行う際には脂肪が多いのか、筋肉が多いのかカウンセリングで診察させていただき、より効果的な治療をご案内いたします。

ふくらはぎにボツリヌス注射した後、すぐに歩けますか？

ボツリヌス注射直後であっても、歩行に影響はございません。人によって軽い鈍痛を感じる可能性がございますが、基本的に痛みにより歩行が阻害されるようなことはありません。治療の当日はヒールの高い靴などは避け、歩きやすい靴でご来院ください。