ほくろ治療について

当院の考えと治療法

ほくろの治療法には様々なものがあります。

凍結療法 ほくろを冷やして除去する治療

綿棒にマイナス196℃の液体窒素を浸して、綿棒をほくろに当てて凍結する治療法です。現在では、古い治療法であり、多くのデメリットがあります。

× 1回の治療で取れず、何回も通院する場合が多い

× キレイに取れず、ガタガタになる場合が多い

× 取っても、ほくろが残存しているため、再発する場合が多い

× ほくろの周囲が、色素沈着してシミになる場合が多い

切除縫合法 メスで切開して除去する方法

ほくろのある皮膚すべてをメスで切除して、縫合する治療法です。切開する形は紡錘形になるため、ほくろよりも大きく切開することになります。メリットは再発しない点ですが、悪性のほくろではない限りする必要はないと考えます。

× ほくろの大きさ以上の線状の傷跡が残る

× 顔であれば美容的な問題が大きく、表情にひきつれが生じる場合がある

× 残った線状の傷跡は、一生自然治癒することがない

炭酸ガスレーザー レーザーで除去する方法

水分に反応するレーザーで、ほくろ照射して蒸発させて除去する治療法です。1㎜以下のほくろには良いですが、それ以上大きくなると、深部がガタガタになる場合があります。

〇 最小限の傷跡で、ほくろを除去することができる

△大部分のほくろを除去できるが、再発する可能性を否定できない

△色素に反応するレーザーではないので、多少の色素が残る可能性がある

　

電気分解法

当院で行っている治療法です。電気を熱に変えて、ほくろを蒸散させて除去する方法です。電気メスと言うと、メスの形を想像しますが、実際はほくろの大きさに応じて、いろいろな形に先端を変えることができます。

炭酸ガスレーザーに比べて曲線的にキレイにほくろを除去することが可能です。

Qスイッチルビーレーザー

当院で行っている治療法です。炭酸ガスレーザーや電気分解法では、色素を完全に除去できない可能性があるため、仕上げとして、当院のQスイッチルビーレーザーで色素を取り除きます。

施術名：	電気分解法＋レーザー治療
内容：	電気分解法で黒子を削りとり、レーザーで色素を除去する治療です。
リスク：	痛み、赤み、熱感、ひりつき、痂疲、熱傷、色素沈着、白斑、痒み、凹みなどを生じる場合があります。
料金：	110,000～330,000円(税込)（サイズや部位によって料金が変動します。）

このような方へおすすめです！

- Recommend -

• 目立つほくろが気になる方

  

  顔や首などの目立つ場所にある膨らみのある大きなほくろでお悩みの方におすすめです。メイクでも隠しきれない・年々大きくなってきたという場合でも、当院では電気メスやレーザーを使い分けて適切に除去いたします。ご希望があれば病理検査にも対応可能です。

• 痛みが不安で治療をためらっている方

  

  施術時には局所麻酔を使用するため、治療中の痛みはほとんどありません。麻酔時の刺激も最小限に抑えるため、極細針や笑気麻酔・麻酔クリームもご用意しております。痛みに敏感な方も安心してご相談ください。

• 日帰りでほくろ除去を済ませたい方

  

  ほくろ除去はカウンセリング・診察・施術をすべて同日に実施可能です。施術時間も短く、ご帰宅後は自宅でのケアのみで完了します。通院回数を減らしたい方、遠方から来院される方にもおすすめです。

• できるだけ傷跡を残したくない方

  

  電気メスを使った当院の施術は、必要最小限の範囲のみを丁寧に削ることで、皮膚への負担を抑えています。術後はキズパワーパッドで保護し、美白剤などを併用することで色素沈着の予防も可能です。

施術の流れ

- Flow -

• 院長によるカウンセリング

  

  まずは院長が直接カウンセリングを行い、ほくろの状態やお悩み、ご希望を丁寧にうかがいます。施術方法や注意点についても詳しくご説明し、最適な治療方針をご提案いたします。

• 対極板の装着

  

  電気メスを安全に使用するため、背中やお腹に対極板（電極）を装着します。これは施術中に体内を電気が通り抜けないようにするための安全対策です。

• 消毒・局所麻酔

  

  施術部位とその周囲をしっかりと消毒し、局所麻酔を行います。痛みに不安がある方には、極細の注射針や笑気麻酔・麻酔クリームの併用も可能です。

• 電気メスによる除去

  

  電気分解を利用して、盛り上がったほくろやイボを丁寧に削り取っていきます。局所麻酔が効いているため痛みはほとんどありません。

• Qスイッチルビーレーザーによる色素除去

  

  必要に応じて、色素の濃い部分にはQスイッチルビーレーザーを照射し、残っているメラニンを除去します。照射後に赤みや軽いほてりが出ることもありますが、通常は処置不要で自然に落ち着きます。

• 治療部位の保護

  

  出血がないことを確認後、治療部位を消毒し、傷跡が残らないように大きめのキズパワーパッドを貼付します。そのまま皮膚が再生するまで保護を続けていただきます。

• アフターケアのご案内

  

  キズパワーパッドは基本的に2週間程度貼り続けてください。ご自宅でのケア方法や注意点は看護師が丁寧にご説明します。施術後2週間を目安に再診をおすすめしております。

ほくろ・イボ除去の症例写真

• 口元のほくろ

  50代　男性

  

  

  電気分解法＋Qスイッチルビーレーザー

  唇に近く治療の難しい箇所でしたが、不自然にならず、きれいに除去が出来ました。

  施術名：	電気分解法＋レーザー治療
  内容：	電気分解法で黒子を削りとり、レーザーで色素を除去する治療です。
  リスク：	痛み、赤み、熱感、ひりつき、痂疲、熱傷、色素沈着、白斑、痒み、凹みなどを生じる場合があります。
  料金：	110,000～円(税込)（サイズや部位によって料金が変動します。）

ほくろ除去の詳細情報

- Details -

※上記はあくまで一般的な目安です。

Q&A

よくある質問

どのようにほくろを除去するのですか？

当院では電気メスとQスイッチルビーレーザーを使い分けてほくろ除去を行っています。電気メスは盛り上がったほくろに適しており、根本から削ることが可能です。一方、Qスイッチルビーレーザーは平坦で色素の濃いほくろに有効で、皮膚へのダメージを最小限に抑えた治療が可能です。

痛みはありますか？

施術時には局所麻酔を使用しますので、施術中の痛みはほとんどありません。麻酔が切れた後にヒリヒリ感や軽い痛みを感じることもありますが、多くの場合は数日で自然に落ち着きます。

ダウンタイムはどのくらいですか？

電気メスでの施術ではかさぶたや赤みが数日〜1週間ほど続きますが、徐々に落ち着きます。レーザーの場合はダウンタイムが少なく、当日からメイクも可能です。施術後は肌が敏感になっているため、摩擦や紫外線に注意してください。

傷跡は残りますか？

ほくろの大きさや深さ、体質によって個人差はありますが、施術後しばらくは赤みや色素沈着が残ることがあります。時間の経過とともに薄くなっていき、最終的には目立たなくなるケースがほとんどです。紫外線対策と適切なアフターケアが仕上がりに大きく影響します。

再発することはありますか？

稀に色素が深部に残っている場合や根が完全に除去されなかった場合は、再発することがあります。その場合は再施術が可能です。再発を防ぐために、状態を見ながら適切な深さまで除去するようにしています。

施術後に注意することは？

施術当日は洗顔・入浴・飲酒・激しい運動をお控えください。傷跡が残らないよう、施術後は傷パワーパッドで保護します。これは皮膚が再生しきるまで貼り続けるもので、浅いほくろの場合は1〜2週間、深いほくろの場合は約3週間を目安とします。かさぶたを無理に剥がさず、紫外線を避けることが傷をきれいに治すポイントです。

どのようなほくろが対象ですか？

盛り上がりのあるほくろを主な対象としていますが、状態によっては平らなものや色素性病変にも対応可能です。悪性が疑われる場合は、まず保険診療の皮膚科で検査を受けていただき、問題がないと診断された場合に限り、当院での施術となります。

子どもは何歳からできますか？

基本的には小学生以上のお子さまが対象となります。年齢だけでなく、施術に対する理解や協力が可能であること、保護者の同意が必要です。皮膚の状態やほくろの種類によって対応が異なるため、まずは医師によるカウンセリングをご予約ください。