手術による治療
1回で完全除去
タトゥーを入れている方の半数近くが後悔していると言われています。消したくなるきっかけは就職や結婚・出産などライフスタイルの変化が多いです。デザインが気に入らなくなったという方や、皮膚が老化して格好良く見えなくなったという方もいらっしゃいます。また、ご本人からだけでなくご家族からのご相談もあります。
タトゥーがあると就職が困難になったり、従事できない仕事があったりと不自由な思いをすることがあります。ファッションのつもりでも、不真面目に見えるとか怖い印象を受けるといった誤解も多いのが現状です。
元恋人の名前やイニシャルがあることで気まずい思いをする方が多いです。名前が入っているわけではなくても、相手の親に会うときに見られると困るという理由で除去に来られる方も多くいらっしゃいます。
タトゥーがはいっていることにより皮膚が弱く細菌感染しやすいため、不特定多数の方が利用するプールや温泉では、ほとんどの施設が利用できません。最近は海水浴場でも入場できないことがあるようです。
親同士のおつきあい上で見られると困る、お子様が何か言われるのではないかと心配になるというきっかけで除去を考える方も多いです。またお子様を連れてプールなどに行けないことでも不便に感じるようです。
感染症のリスクが高いことや、反社会勢力との関係の可能性を理由に加入できない・もしくは保険料が上がるというデメリットがあります。
当院ではレーザー治療以外に、2種類のタトゥー除去手術があります。大きさ・位置・患者様のご希望やご予算に合わせて最適な治療方法を選択していきます。
タトゥーの入った箇所を皮膚ごと切り取り、縫い合わせる方法です。急いで除去したい、または確実に1回の手術で取り除きたい方におすすです。デザインが比較的大きかったり、皮膚の伸縮があまりない部位、デザインが複雑な場合は2回か3回に分けて少しずつ切除する場合もあります。
紡錘形に切除すると、タトゥーの周りの正常な皮膚も切り取られることになります。皮膚を多く切り取ると、ケロイドの原因となる張力が増しています。そのため、切開はタトゥーのデザインに沿って行い、正常な皮膚はできるだけ温存させます。
タトゥーのデザインに沿った切開にすると縫合も複雑になりますが、張力が分散するため、ケロイドやひきつれが起こりにくくなります。また、救急や形成外科の経験のある院長が細かく丁寧に縫合しますので、術後の傷跡もキレイに仕上がります。
電気分解法は、藤沢美容クリニックオリジナルの治療法です。電気メスを使って皮膚を少しずつ削り、残った色素をQスイッチルビーレーザーで取っていく方法です。タトゥーの範囲にもよりますが、1回の手術で取り除くことができます。
皮膚は削り過ぎると傷が治るまでに時間がかかり、傷跡の残り方も大きくなりますが、削りが足りないと、色素が残ってしまいます。当院では、削る皮膚を最小限にしながら、確実に除去できるよう、患者様のタトゥーの深さに応じて少しずつ削っていきます。
皮膚を削った後、色素が残っている部分にレーザーを照射します。色素に対して直接レーザーを照射するので、皮膚の深部まで沈着しているタトゥーも消すことが可能です。皮膚表面からレーザーを照射するよりも色素に対する反応がよく、より確実にタトゥーを除去できます。
タトゥーの位置や大きさによりますが、手術のよる除去の場合、大抵1回の治療でタトゥーを除去することができます。傷跡は残りますが、就職や結婚など、イベントを控えている方におすすめです。
レーザーによる除去方法の場合、タトゥーの濃さや深さによって複数回治療が必要な場合があります。手術による除去方法の場合、術後のダウンタイムはありますが、短時間で治療を終えることができます。
切開法による除去方法の場合は、傷跡が線状になるため、治療後もタトゥーが入っていたことがバレにくくなります。残る傷跡は最小限になるよう、院長が丁寧に縫合し、術後もしっかりアフターフォローしていきます。
お仕事を休める期間や、就職や結婚までの期間などが決まっている方。ご自身のライフイベントに合わせて確実にタトゥーを除去できるように、カウンセリングから計画的に治療を進めていきます。
お肌の状態に合わせて治療を行います。
院長がカウンセリングを行います。症例写真をご覧いただきながら、手術方法や仕上がりの状態、術後の経過などをご説明いたします。
治療の経過が分かるように写真を撮らせて頂きます。ホームページ等に掲載するのはモニター契約を結んだ患者様のみですので、ご安心ください。
手術する部位の消毒を行い、局所麻酔の注射をします。麻酔は針を刺す痛みがありますが、不安な方には笑気麻酔のご用意がございます。
<切開法>
①切開する部分のデザインをします。切り取る皮膚は最小限になるよう、タトゥーの形に沿ってデザインします。
②メスを使い、デザインに沿って皮膚を切開します。その後、皮膚を寄せるために、切り取った皮膚の周りを剥離していきます。
③全体の止血確認をし、縫合します。タトゥーに沿って切開するため、縫合も複雑になりますが、ひきつれ感やツッパリ感が最小限になるよう、丁寧に縫合します。
<電気分解法>
①電気メスを使用し、タトゥーの深さに合わせて皮膚を削っていきます。削りすぎると傷の治りに時間がかかってしまうため、患者さまのタトゥーの深さに合わせて少しずつ削っていきます。
②色素が残っている部分にQスイッチルビーレーザーを照射します。麻酔が効いていますので、レーザーのよる痛みはありません。
軟膏を塗布し、テープやガーゼ、包帯で保護します。処置方法は傷の状態によって異なります。ご自宅でも同様の処置をしていただく必要がございますので、処置方法をご説明させていただきます。
39歳 男性
切開法
指は余分な皮膚が少なく縫合が難しい部分ですが、細かくデザインし縫合することができました。
45歳 男性
電気分解+Qスイッチルビーレーザー
柄の部分だけ電気分解で皮膚を削り、残った色素にレーザーを当てて色を除去しました。
施術時間 | 施術の範囲により変わります |
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痛み | 局所麻酔をするので痛みはありません。麻酔が切れた後に痛みが出る場合があります。痛み止めのお薬をお渡ししております。 |
通院回数 | 切開の場合は一週間後に抜糸が必要です。経過を見せて頂くため、1~2週間後・1ヶ月後を目安に検診にお越しいただきます。検診は無料です。 |
※上記は目安になります。