40代 女性
サーマクールFLX 1週間後
フェイスラインの輪郭がはっきりし、頬のボリュームが引き締まりました。
当院では、顔の頬(ほほ)や目元、口元のシワ・たるみを取る治療方法として、サーマクールを採用しています。
ここでは、当院が導入しているサーマクールFLXの特徴について詳しくお伝えします。
サーマクールとは、切らないシワ・たるみ治療機として、世界中の美容整形外科で使用されている医療機器です。真皮に高周波(RF)を照射することで熱エネルギーを与え、コラーゲン繊維を縮めることによって、皮膚を引き締め、シワ・たるみを改善する効果が期待できます。
スタンダードなサーマクールCPTは、世界100カ国以上、100万件以上の症例・実績を持つ、メスを使わないシワ・たるみ治療として広く認知されており、シワ・たるみの改善、小顔効果、ニキビ跡、毛穴の引き締めなど、顔のトータルケアに効果を発揮します。なお、当院では、サーマクールCPTの進化型である、サーマクールFLXを導入しています。
サーマクールは、アメリカのThermage(サーメージ)社により研究・開発され、2002年に第1世代機にあたるサーマクールCTが発表されました。その後、2007年に照射方法を改善したサーマクールNXTが発表されています。さらに2009年、痛みと効果の面が大幅に改善されたサーマクールCPTが第3世代機として登場しました。
そして、当院が採用しているサーマクールFLXは、2018年に登場したばかりの第4世代機です。前世代の機種と比べて、熱ボリュームは1.3倍、深達度は180%にまでアップし、施術の直後から高い引き締め効果の実感が期待できます。施術時の痛みを抑える工夫も凝らされており、施術時間も大幅に短縮されるなど、サーマクールFLXは新機種ならではの魅力を備えています。
サーマクールFLXは、高周波(RF)の熱エネルギーを、お肌の皮膚の深い部分にある真皮層に与え、コラーゲン繊維を収縮させます。これによって、顔の頬(ほほ)や目元、口元のシワ・たるみの高い引き締め効果を期待できます。また、皮下脂肪層が刺激されることにより、フェイスライン(輪郭)の改善効果も同時に期待することが可能です。
サーマクールFLXは、強い高周波(RF)の熱エネルギーによって、真皮層のコラーゲン繊維の収縮を促すため、施術の直後からお肌の引き締まり効果を実感していただくことができます(※施術直後の効果の実感については個人差があります)。
サーマクールFLXの術後は、収縮したコラーゲン繊維の修復のため、6ヶ月程度に渡って創傷治癒が行われます。この期間、高周波(RF)の熱で傷ついた真皮細胞は、修復過程で大量のコラーゲン生成を行って活性化を図るため、長期的にお肌のハリやツヤを取り戻す効果が期待できます。
頬のあたりに浮かぶ気になるほうれい線も治療可能です。
また、年齢の印象が出やすい顔や首のシワ・たるみもサーマクールFLXで治療できます。
目元・目の下・まぶたなど、繊細な部分にできるシワ、たるみにも効果的です。(目元専用の0.25cm2チップを使用します)
毛穴・ニキビ跡・皮脂症などを治し、ハリがあるつるつるとしたお肌を実現することができます。
サーマクールFLXは、小顔を目指している方におすすめです。
サーマクールFLXなら、身体に溜まったセルライトを除去することも可能です。(ボディ専用の16cm2のチップを使用します)
当院のサーマクールFLXの治療は、以下のように患者様のご負担を抑える工夫が施されています
サーマクールFLXは、前世代機であるサーマクールCPTに比べ、トリートメントチップが3.0㎠から4.0㎠となっており、1度に照射できる面積が増えています。これにより、施術時間を25%短縮することに成功しています。
サーマクールFLXには、1ショットごとに正確なエネルギー量を測るファインチューニング機能が搭載されており、照射面を常に均一に加熱します。そのため、より安全な施術が可能となっています。また、トリートメントチップの内側から冷却ガスが噴射されるようになっており、クーリングを断続的に行うため、痛みも緩和されます。
サーマクールFLXは「痛みよりも振動の感覚のほうが脳に早く伝わる」という、ゲートコントロール理論と呼ばれる手法を応用することで、多方向へのバイブレーション機能によって、脳の感覚を分散させ、より痛みを感じにくい仕様を実現しています。
たるみ治療は、メスで余剰な皮膚を切除する治療や糸で皮膚を引き上げる治療(フェザーリフト)などがありますが、いずれも皮膚組織そのものが変化するものではなく、根本的治療ではありません。サーマクールFLXは、皮膚組織、脂肪組織そのものに面として高周波が作用し、コラーゲンなどの分泌促進によって、真皮層を高密度にして、脂肪組織の結合組織を強固にします。そのため、将来的にたるみ(老化)の進行を遅らせる根本的治療と言えます。
まずは院長が自らカウンセリングを行います。サーマクールFLXの治療に関するメリット・デメリット、ショット数の決定、麻酔の方法、術後の経過の症例など、様々なご説明を行います。不安な点や、疑問点などがあればお気軽にご相談ください。
治療前に、お化粧や皮脂を落としていただくために、洗顔をお願いしております。アクセサリーなどの貴重品もこの際に外してください。
高濃度麻酔クリームを塗布・浸透させ、痛みを感じにくい状態になるまで20分ほど時間を置きます。その間は個室でお寛ぎいただけます。
正確な照射を行うため、マス目の入ったマーキングペーパーを使用して、丁寧にマーキングを行います。鏡を見ていただきながら、患者様のシワ・たるみのお悩みに沿って照射プランを立て、マーキングを実施していきます。なお、マーキングの際には医療用アルコールを使用するため、アルコール綿などで赤み・痒みが出たことのある患者様は事前にお申し付けください。
背部に対極板を貼り付け、ジェルを塗布してテスト照射を行った後、出力を決定して本照射を実施していきます。お顔半分の照射が終わった後、一度起き上がっていただき、鏡で確認していただいた後、反対側のお顔の照射を行っていきます。
術後は、ぬるま湯で洗顔を行っていただき、ジェルを洗い流していただきます。アフターケアは保湿およびUVカットを十分に行ってください。また、メイクは術後すぐに行っていただくことが可能です。
施術時間 | ショット数によって異なります。おおよそ、300ショット40~50分 600ショット60分~80分 900ショット90分~120分位が目安となります。 |
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痛み | 直前まで麻酔クリームを塗ってから照射致します。また、出力は細かく調整できますので、施術者に遠慮なくお申し出ください。 |
赤み・腫れ | 治療直後に軽い赤みや腫れが出る場合がありますが、通常2~3時間で消失致します。米粒1個ほどの水疱が出現する場合もありますが、お渡しする保護テープを貼って頂くと1週間~10日程で治癒致します。 |
治療回数 | 基本的に1回の治療で効果を実感して頂けますが、1年に一度のペースで受けられるとより老化予防とたるみの改善に効果的です。 |
入浴・運動・マッサージ・飲酒 | 当日は血行がよくなることで赤みや腫れが生じる場合がありますので、熱いお風呂やサウナ、激しい運動はお控えください。 |
リスク | 痛み、赤み、腫れ、熱感、熱傷、色素沈着などが生じる場合があります。 |
※上記は目安になります。
顔の頬(ほほ)や目元、口元のシワ・たるみを取る治療方法として、サーマクールFLXと類似した施術に、ウルセラ(ウルセラピー)システムが挙げられます。
サーマクールFLXが顔の頬(ほほ)や目元、口元の皮膚の引き締め効果が期待できるのに対し、ウルセラシステムはフェイスリフトのような強いリフトアップ(引き上げ)効果が期待できるのが特徴です。
また、サーマクールFLXはウルセラシステムと比べて、使用できる範囲が広くなっており、サーマクールはほぼ全身に使用できます。一方、ウルセラシステムは現在、顔から首のみしか使用できません。
ただし、サーマクールFLXよりもウルセラシステムのほうが熱の作用する部位が深く設定されています。サーマクールFLXが2.5ミリ程度であるのに対し、ウルセラシステムは3.0ミリと4.5ミリの深さに作用するため、真皮やSMAS(表情筋層)といった、より深い層までアプローチすることができます。
サーマクールFLXとウルセラシステムのもたらす作用・効果には、このように違いがありますが、どちらの施術が優れているというわけではなく、患者様のシワ・たるみの発生している部位や症状の程度によって使い分けることが重要です。
サーマクールFLXは強力な高周波を用いるため、他の治療と比べると多少の痛みはあります。そのため、当院では痛みをできる限り抑え、患者様に安心して治療をお受けいただけるように麻酔クリームの処方を行っております。個人差はありますが、麻酔クリームによって痛みは半減するとされており、治療中も患者様に痛みの程度を確認しながら細やかな出力調整を行います。
サーマクールFLXの効果については、個人差はあるものの、6ヶ月〜1年は持続します。特に、コラーゲン生成の効果は施術後から増していくため、数週間ほど時間が経過した後に、お肌の引き締め効果をより強く実感していただくことができます。
サーマクールFLXは、トリートメントチップによってショット数が決まっており、300ショットは頬(ほほ)〜アゴ下、600ショットは額〜アゴ下、900ショットは額〜首までが照射範囲となっています。患者様ひとりひとりに合わせたオーダーメイド照射も可能です。
ヒアルロン酸注入、ボツリヌス注射などであれば可能です。ただし、他のレーザー治療や高周波治療は、サーマクールの治療効果をできる限り引き出すためにも、3週間ほどあけて行っていただくようお願いしております。
サーマクールFLXの施術は、以下に該当する患者様には行うことができない場合がありますのでご了承ください。